ブログに動く資料を貼り付けたいときがある
ブログを作成しているとき、読者に分かりやすく説明するために静止画や写真を貼り付けることがよくある。
静止画や写真でも文字よりは分かりやすく表現できるのであるが、これをさらに動きのある画像や動画にすることで読者に楽しく読んでもらうことができる。
次の例①、②のように、動く画像は静止画と比較すれば明らかに分かりやすく表現できて、読者に静止画以上の興味を持ってもらうことができる。
例①:静止画と動く画像の比較


例②:写真と動画の比較


しかし、動きのある画像や動画は作成するのに手間がかかったり、データ量が大きくなってしまうことで、あまり使われてこなかった。
動きのある動画を作るためには画面を動画でキャプチャーし、編集するために動画編集ソフトを使わなければならなかった。
しかし、今回紹介する「WonderFox HD Video Converter Factory Pro」は動きのある資料を作成すための機能が非常にシンプルに必要最小限にまとめられており、このソフトだけで簡単に動きのある画像を作成することができるのである。
動きのある画像を作った場合の、もう一つの問題点である「画像サイズが大きくなる」という問題であるが、「WonderFox HD Video Converter Factory Pro」は全形式のオーディオ、ビデオ変換ソフトでもあるため、作成した動画のビデオの品質を保ちながら、ファイルのサイズを小さく圧縮することができるのである。
すなわち、このソフトを使うことによって最低画質を確保しつつファイルサイズを最小にし、動く画像を静止画を扱う感覚でブログ記事の作成ができるのである。
「動く画像」の作成方法
動きのある資料を作成するためのソフト
前章で説明したブログ貼り付け用の機能紹介の「動く画像」とキジバトの動画をWonderFox社製の「HD Video Converter Factory Pro」で作成した。
これは動画&音楽形式変換、動画編集、動画&音楽ダウンロード、スクリーン録画、GIF作成などの機能を含むソフトフェアである。その特徴は下記の通りである。
- ビデオ、オーディオを500種類以上のフォーマット&デバイスに変換
- 動画品質を向上、動画のサイズを圧縮
- 簡単な動画編集機能:切り取り、トリミング、回転、特効、ウォーターマークなど
- YouTubeなど300種類以上の動画サイトから動画&音楽をダウンロード
- PC画面を録画(全画面、任意の位置でかつ任意のサイズで録画)
- GIF画像の作成
ブログに貼り付ける「動く画像」であれば、このソフトのみで作成可能である。
機能紹介の画像を「動く画像」にしたときの作成方法
WonderFoxのホームページにある「HD Video Converter Factory Pro」の説明資料を使って「動く画像」を作成したので、その作成方法の説明を行う。
1)「動く画像」をWonderFoxのホームページを利用して作成する

WonderFoxのホームページにある機能紹介の説明資料を開く。
この機能紹介の画像はマウスを機能表示の上に移動させると下図のように、色が変わるようになっている。
これを利用して「変換→編集→ダウンロード→録画→GIF作成→ツールボックス」の順にマウスを移動させて、機能ごとに色を変化させる。
その動作を動画キャプチャーで録画し、機能紹介の「動く画像」を作成する。
WonderFoxのホームページ

WonderFoxのホームページの画像上で「HD Video Converter Factory Pro」を立ち上げ、「録画」ボタンをクリックする。


スクリーン録画画面になるので、「ウインドウモード」ボタンをクリックする。
「ウインドウモード」は選択した領域の動画を切り取ることができる。


録画したい領域を選択する。

録画領域を選択したらOKをクリックする。
OKをクリックすると選択した赤枠は消えるが、録画領域は記憶されている。


「REC」ボタンが朱色になり、録画の待機状態になる。
「REC」ボタンをクリックすると、録画開始までのカウントダウンが5秒間あり、選択した領域の録画が始まる。


5秒間のカウントダウンが始まる。
カウントダウンが終わると録画が始まる。

録画が開始されると同時に、ホームページの機能紹介の画像をマウスでなぞる。「変換→編集→ダウンロード→録画→GIF作成→ツールボックス」の順に色が変わるので、それが動画として録画される。

録画を停止させるためには、マウスで録画の停止ボタンをクリックする。
作成された動画ファイルが「WonderFox_Video_Recording_001.MP4」という名前で保存される。

ホルダーが自動的に開いて作成された動画ファイルを表示してくれる。

これが、作成された機能紹介の「動く画像」である。
しかし、このままでは少し問題がある。

ここで作成された動画はマウスの動きが上段の「変換→編集→ダウンロード」から下段の「録画→GIF作成→ツールボックス」へ移動する部分も録画されている。
さらに、録画の「停止ボタン」をクリックするためにマウスが移動している動作も録画されてしまっている。
この2か所は下図の③と⑥の動作であり、不要である。
このように動画に不要な部分が発生しても、このソフトには「切り取り」、「結合」などの編集機能が用意されているので、不要な部分を編集することができる。
③と⑥は不要な動作であるので、画像編集ツールで編集する。

2)作成された「動く画像」から不要な部分をカットする

「HD Video Converter Factory Pro」のホーム画面を表示する。
不要な部分をカットするために、変換のアイコンをクリックする。


ビデオ変換画面が表示されるので、「ファイル追加」をクリックする。
先ほど作成された機能紹介の「動く画像」ファイルのホルダーが表示されるので。ファイルを選択して「開く」をクリックする。


ビデオ変換画面にファイルが取り込まれる。
不要な部分をカットするので「ハサミ」のアイコンをクリックする。


カット編集される動画が表示される。


上段の「変換→編集→ダウンロード」の範囲をセットし、「切り取り」ボタンをクリックする。
切り取られたファイルが下に「カット編集1」として表示される。
この時点では保存されていない。
確定ボタンをクリックすると保存されるが、続いて切り取りをする場合は「確定ボタン」をクリックしないで、次の切り取り範囲の設定をする。


下段の「録画→GIF作成→ツールボックス」の範囲をセットし、「切り取り」ボタンをクリックする。
切り取られたファイルが下に「カット編集2」として表示される。


「カット編集1」と「カット編集2」の2つのファイルが表示されている。
この時点では保存されていない。
「確定」ボタンをクリックすると「カット編集1」と「カット編集2」が同時に保存される。


「確定」ボタンをクリックすることで、不要な部分がカットされた2つのファイルが保存された。
「開く」をクリックすると「OutputVideo」ホルダーが開く。


「OutputVideo」ホルダーの中に、上段と下段のカットされた2つのファイルが保存されている。
これでカット作業は終了である。

3)不要な部分がカットされた2つのファイルを結合(マージ)する

ビデオ変換画面に古い編集ファイルが残っているのでクリアする。


「ファイル追加」をクリックすると「OutputVideo」ホルダーが開き、上段と下段のカットされた2つのファイルが表示される。
結合(マージ)するために、この2つのファイルを選んで「開く」をクリックする。


ビデオ変換画面に2つのファイルが表示されるので、「マージ」をクリックする。


マージ画面が現れ、2つのファイルが黒く表示されているので、Ctrlキー+マウスでファイルを選ぶ。
2つとも青くなったら「マージ」をクリックする。


Pack1というファイルが表示される。
下の「マージ」ボタンをクリックする。


出力ファイルの仕様が表示される。
下の「変換」ボタンをクリックするとマージが実行される。


マージされたファイルが保存されるので「開く」をクリックする。

「OutputVideo」ホルダーに「Pack1.mp4」というファイルが保存される。


上段から下段にマウスが移動する部分と最後のツールボックスから「停止」ボタンまでの不要なマウスの動きがカットされている。
完成した機能紹介の「動く画像」
4)ファイルサイズの最小化
画面を動画キャプチャーしてできたファイルは下記のように大きなサイズであった。
- Pack1.MP4 : 解像度1082×634 ファイルサイズ1,619KB
このままではファイルサイズが大きすぎるので、ブログに貼り付けるには問題がある。
このソフトを使って小さくする。
ブログに貼り付けたときの画質を見ながら、ファイルサイズができるだけ小さくなるように調整する。
ここでは「解像度」と「ビットレート」で調整する。
- 解像度:720x480
- ビットレート 256Kbps

ビデオ変換画面を開く。
①ファイル追加をクリックする。
②パラメータ設定をクリックする。
③解像度を720x480にし、ビットレートを256kbpsにする。
④確定ボタンを押す。


設定完了画面になるので、「変換」ボタンをクリックする。


変換前は1,619KBであったが、変換後は108KBになっている。
画質もブログに貼り付けるには十分である。


静止画が37KBなのに対して、「動く画像」でも108KBのサイズである。この程度の大きさであればブログに貼り付けても問題ない。
静止画を使った機能紹介図
(PNG 37KB)

動く画像を使った機能紹介図
(MP4 108KB)
その他の機能
GIF変換
ブログのアイキャッチ部など、画像は貼り付けられるが動画を貼り付けられない場合がある。
どうしても「動く画像」を貼り付けたい場合、GIFファイルを使うことがある。
今回、ブログのアイキャッチにGIF画像を貼り付けた。
このソフトはGIF変換も充実していて、非常に使いやすい。
動きと、ファイルサイズを見ながら最適な条件を簡単に見つけられる。
スクリーン分割ツール
他にも色々な機能がある。全て紹介したいが長くなってしまうので、もう一つだけ紹介する。
それは「スクリーン分割ツール」である。
この機能は下図のように6種類のテンプレートが用意されていて、画面を分割して動画を再生できる機能である。

ここでは「WonderFox HD Video Converter Factory Pro」の録画機能、ビデオ変換機能、スクリーン分割機能を使って、オリジナル動画から簡単に2分割動画を作ることができるので紹介する。

まず、2分割にしたい動画を用意する。
ここでは下図のように離れて撮影されている「キジバトの幼鳥」の動画を用意した。
2分割ツールを使って、「2羽のキジバト」が近くにいるような画像に加工する。
離れて撮影されている動画【ファイルサイズ:282KB(ブログ用に変換)】
↓
2分割画像【ファイルサイズ:203KB(ブログ用に変換)】
このような、ブログに貼り付けたい動画が「WonderFox HD Video Converter Factory Pro」だけで、非常に簡単に短時間で作成できてしまうのである。
まとめ
ブログに貼り付ける動く画像には、動くだけで良いものもあれば、美しさを伝えたいものもある。
ブログで動く画像を使いこなせるかどうかは、手軽に画質とファイルサイズを調整できるツールが身近にあるかどうかで決まってくると考える。
この「WonderFox HD Video Converter Factory Pro」を使う意味は、そこにあると考える。
ブログに動く画像を簡単に貼り付けられることで、今までのような文字主体のブログより遥かに多くの情報量を読者に届けられると考える。
今までは、動く画像は手間がかかり、ファイルサイズも大きくなるため敬遠されていたが、「WonderFox HD Video Converter Factory Pro」のような手軽で高性能なツールが現れたことで、ブログの可能性が広がったように感じる。
このツールを使いこなすにつれて、今まで以上に読者に分かりやすいブログを書くためのアイデアが浮かんでくる。
ソフトの使い勝手は全体的に問題ないが、細かいところで改良して欲しい点は少しあった。しかし、内容的にはバージョンアップで改良されていくような内容だと思うので、ここで詳細は説明しない。
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